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映画『バットマンvsスーパーマン』、最初から最後まで見ていても謎な部分が多いこの映画。
タイトルにもなっていますがバットマンとスーパーマンはなぜ戦うのでしょう?
- 2人が戦う理由はなんなのか?
- なぜバットマンはスーパーマンを憎んでいるのか?
考察していきたいと思います。
バットマンがスーパーマンを憎む理由とは
前作『マン・オブ・スティール』より、スーパーマンがゾット将軍と戦う際にブルース(バットマン)の会社のビルを破壊、それにより多くの部下の命が奪われました。
今作でも取り上げられていたスーパーマンによる一般人や街への被害…、
時にスーパーマンはその強大すぎる力から正義のためとはいえ街を破壊や市民が犠牲なることもありました。
より多くの命を救うためには多少の犠牲は仕方ないこと…、とはいえその考えがバットマンからすれば街や市民を危険にさらすスーパーマンの存在が許せなかったのです。
バットマンとスーパーマン、2人の根底にある価値観の違い
つまりバットマンとスーパーマンが互いにぶつかり合い、憎み合う理由は2人の根底にある価値観の違いです。
バットマンが守りたいもの、それは街でありそこに住む人々。
彼は常に弱いものの味方で小さな悪も許しません。
だから街を恐怖に陥れる存在、犯罪者を排除しようと考えるのがバットマンです。
一方スーパーマンはより多くの市民を救い出すことが大切だと考えます。
その中で多少の犠牲が出てしまうことは仕方がない、世界の平和や多くの人々の命といったバットマンよりもスケールの大きい目線で見ています。
ですが時には自分の大切な存在であるロイスやマーサを助け出すため、その強大なパワーで街を破壊してしまったり、逆に市民にとって脅威となってしまいます。
この一人一人の目線に立って考えるバットマンと、全体の平和のために多少の犠牲は問わないスーパーマンという自身の持つ正義への価値観の違いから衝突が生まれます。
2人が戦う理由やきっかけ、ルーサーの仕向けた罠とは
バットマンとスーパーマン、お互いに異なる価値観を持ち、ぶつかることは想像に容易いことでした。
そこをうまく利用し、バットマンの怒りをマックスにし、2人が戦うよう仕向けた人物こそレックス・ルーサーです。
レックス・ルーサーが開いたホームパーティ、そこにはバットマンことブルース・ウェインとスーパーマンこと、クラークケントも参加していました。
お互い正体を知っているのかいないのか?ちょっぴりピリピリした雰囲気で2人は会話をします。
一方レックス・ルーサーはこの2人の対面を見て喜んでいることから恐らく2人の正体を知っていてあえて会わせたのだと考えられます。
物語の後半、レックス・ルーサーはバットマンの憎しみは2年ががりで頂点に達した、バットマンと戦えとスーパーマンに言いいます。
レックス・ルーサーにはバットマンのスーパーマンに対する憎しみを増すことで2人を戦わせる狙いがありました。
一体彼はバットマンに対し何をしたのか?
アフリカ取材に来ていた恋人ロイスを救った際のデマ情報
砂漠、アフリカに取材に来ていた記者でスーパーマンことクラークの恋人ロイスがが現地の過激派にとらわれる序盤のシーン。
スーパーマンは過激派の手からロイスを救うが、後日スーパーマンが新聞記者を救うために多くのアフリカ民間人が犠牲になったとデマが流れ多くの人がスーパーマンへの不信感を持つことになります。
これについては砂漠で見つかった銃弾の出所がレックスコープだったことから裏で糸を引いていたのはレックス・ルーサーであること、ロイスはスーパーマンはルーサーにはめられたのだと突き止めました。
議会での爆発事件によるスーパーマンへの疑い
また、ブルースの部下であるウォレスはスーパーマンによるビル破壊で瓦礫の下敷きとなり両脚を失いました。
その後はスーパーマンへの恨みから街にあるスーパーマンの銅像に落書きをし、逮捕されています。
そんなウォレスがレックスの手引きにより釈放され最新の車椅子で議会、公聴会に出席をすることになります。
議会にはスーパーマンも出席したのですが、そこで大爆発が起こり多くの被害者が出ました。
スーパーマンは爆発を防ぐことができず、市民を助けることができませんでした。
自分だけ無事だったことでもはやスーパーマンが原因だとまでいわれる始末…。
スーパーマンのせいで多くの善良な市民や自分の部下にまで被害が出ていることを知りバットマンの怒りはマックスになるのです。
バットマンとスーパーマンの戦い、引き金を引いたのはルーサー
レックスルーサーはスーパーマンの正体で新聞社で働くクラーク・ケント、彼の母親であるマーサ・ケントを人質に取ります。
スーパーマンはレックスにバットマンと戦えと支持します。
レックスルーサーを攻撃しようとしたり、バットマンと戦わねば母親のマーサを殺すと脅します。
バットマンの元へ向かったスーパーマン、対話による解決をしようとするがバットマンは聞く耳持たず…。
人間であるバットマンはふつうに戦ってはスーパーマンに勝ち目がありません。
さまざまな罠やクリプトナイト鉱石を使ったガスでスーパーマンを弱体化させ、クリプトナイトの槍でとどめを刺そうとします。
その瞬間、
お前のせいでマーサが死ぬとスーパーマンがいいます。
なぜその名前を知っている?
そう、偶然にもバットマンの母親の名前もマーサ。
スーパーマンにも愛すべき人間の母親がいること知り我に帰ったバットマン、倒すべき敵はレックス・ルーサーであることに気づき2人は手を組みます。
⇒【バットマンvsスーパーマン】マーサを自分で助けに行かなかったのはなぜ?
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バットマンvsスーパーマン、なぜ戦うのか?2人が戦う理由まとめ
いかがでしたでしょうか?
バットマンとスーパーマンはなぜ戦うのか?
その理由はお互いの持つ価値観の違いにありました。
そこに漬け込み、2人をぶつけたのはレックスルーサーです。
2人とも平和の為に自分の正義を振りかざし戦っています。
ですがその正義の捉え方がお互い異なり、理解できない部分でもあり、時にそれがバットマンからして許せなかったのです。
多少の犠牲はしょうがない、より多くの人を救うことが大切だと考えるスーパーマン。
人を助ける為、平和のために街の破壊など多くの被害を出すスーパーマンに対し怒りを覚えるバットマン。
こうした価値観の違いから2人はぶつかり合うことになります。
また、裏で糸を引いていたのはレックス・ルーサー、彼の策略によりバットマンのスーパーマンに対する怒りが爆発。
さらにはスーパーマンの母親を人質に取りバットマンと戦えと支持、こうして2人は戦うことになるのです。