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バットマン(ブルース)とハービーの間で揺れ動くレイチェルはアルフレッドにブルース宛の手紙を渡します。
そこにはレイチェルが選んだのはハービーだということが書かれていました。
しかしアルフレッドはその手紙をバットマン(ブルース)に見せることなく燃やしてしまいます。
今回の記事では
- なぜアルフレッドは手紙をバットマンに見せずに燃やしたのでしょうか?
- もしレイチェルからの手紙をバットマンが読んでいたらどうなっていたんでしょうか?
という内容について考察していきたいと思います。
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レイチェルの手紙について
レイチェルの気持ちはウェインとハービーの間で揺れ動いていました。
アルフレッドに渡されたバットマン(ブルース)宛のレイチェルの手紙にはこんなことが書かれていました。
ブルース、正直に言うわ。私はハービーと結婚する。彼を愛しているの、共に生きていくわ。街がバットマンを必要としない日が来たら、あなたと…。あの気持ちは本当よ。でもあなたがバットマンを捨て去れる日は来ない。その日が来るなら私はそばにいるわ。親しい友として。あなたを失望させたわね。でもどうか人々への希望は失わないで。変わらぬ愛をあなたに。レイチェル。
引用:映画「ダークナイト」より
ここにははっきりとレイチェルの決断、答えが記されています。
どうしてレイチェルの手紙を燃やしたのか?
アルフレッドはなによりも坊ちゃんであるブルース思いでした。
バットマンであるブルースにとって、アルフレッドは誰よりもブルースのことを知っていました。
そんなアルフレッドの判断として、レイチェルからの手紙を見せることは誰も報われることがないと判断したんでしょう。
世の中には知らない方がいいことってたくさんあると思います。
レイチェルは僕を選んでいた、これは未来永劫隠していく秘密だ。
このブルースの発言で彼はレイチェルが選んだのは自分だと、そう思っていることを確信します。
レイチェルはもうこの世にはいません、つまりレイチェルの本当の答えを表すのはこの手紙だけ。
真実を知っているのはアルフレッドだけとなるわけで、手紙がなくなればレイチェルはハービーを選んでいたという証拠はなくなります。
ブルースに真実を知らせる必要はない、そう判断したアルフレッドはこのことは自分の中にしまい込み、墓場まで持って行こう。
そう判断し、手紙を燃やしました。
アルフレッドの優しさだったと思います。
もしブルースがレイチェルの手紙を読んでいたら?
物語のラストでは殺人鬼へと変貌を遂げたハービーの罪を背負い、バットマンは警察に追われる形で幕を閉じます。
バットマンは決してヒーローではない、けれどもゴッサムの街にとってなくてはならない存在、ダークヒーローなのです。
そんなバットマンを動かす原動力となっているもの。
それは自分が愛した女性、レイチェルがハービーではなく自分を選んでくれたという思い込みです。
先ほどのアルフレッドがレイチェルからの手紙を燃やした理由につながってくるのですが、
レイチェルは亡くなりました、ですがブルースの中には自分を選んでくれたレイチェルが生き続けているのです。
ここでもし手紙を読んでレイチェルの本当の答えを知ってしまったらブルースの中で生き続けるレイチェルは幻だったことに気付かされます。
つまり本当の意味でレイチェルという大きな存在を失ってしまうのです。
先ほどの話に戻りますがバットマンはゴッサムの街に必要な存在です。
そんなバットマンを動かしているのは彼の中に生き続けるレイチェルがいるから。
レイチェルは自分を選んでくれたんだ、それが幻想であることを知ったらバットマンは原動力を失います。
【考察】ブルースの勘違い?本当にレイチェルはハービーを選んだのか?
バットマン(ブルース)はレイチェルが自分を選んでくれたと思い込んでいました。
ハービーに安全な場所へ逃げろと言われ詳しい理由は言えないがブルースの元が一番安全だと答えたレイチェル。
その後レイチェルはブルースの家に行き、
あなたがバットマンを止める時が来たらその時はあなたと一緒になる
そんな会話を交わし2人はキスをしました。
思わせぶりな態度でしょうか?
バットマンをやめたら一緒になるというのは、ブルースがバットマンをやめれないことを理解していての発言。
つまり遠回しに振ったのだと思いますし、手紙にはしっかりとハービーを選ぶと書いてあります。
ですがこの会話やキスをきっかけにブルースはレイチェルは自分を選んでくれたと思ったはずです。
色んな方の意見も見てみましたが、結論としてレイチェルの答えはハービーを選んでいた。
でもブルースはレイチェルが自分を選んでくれたと勘違い。
だからアルフレッドはレイチェルがハービーを選んだのだという真実を抹消した。
なぜならレイチェルもハービーもいない今、バットマンを動かしている原動力は、レイチェルは自分のことを愛してくれていた、自分を選んでくれたのだという勘違いだから。
それが正しいんだと思います。
ですが!
僕が映画を見ていて思うのは勘違いや思い込みではなく、本当に好きなのはブルースだったんじゃないのかな…、ということを思いました。
ダークナイトを見て僕はちょっぴりララランドを思い出しました。
ロマンティック?ではないかもしれないけど本心だけの恋じゃなくてしっかりと現実と向き合って出したのがハービーと結婚するという答えなのじゃないでしょうか?
バットマンをやめたら一緒になる、というのはやっぱりどこかで期待していたのではないか?
ブルースがバットマンをやめれないことなんて十分理解している。
でも、それでもバットマンを捨てて自分のところに来て欲しい。
そんなわずかな望みが心の中にあったのではないでしょうか?
自分を好きでいてくれるハービーのことを好きになろう。
この人と一緒になるんだ、私が好きなのはハービーなんだ!
そんな風に自分の本心に嘘を言い聞かせているように見えます。
本当はブルースが好き、その気持ちを押さえつけて塗り替えるように…。
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レイチェルの手紙をバットマンが読んでいたらどうなったかまとめ
いかがでしたでしょうか?
レイチェルの手紙にはレイチェルが出した決断、答えが書かれていました。
バットマンはこれからもゴッサムの街に必要な存在ですが、もし手紙を読んでしまったらきっと彼は立ち上がれなくなると思います。
なぜならレイチェルが自分を選んでくれたことそれが彼を動かす原動力となっているからです。
手紙を読んで真実、レイチェルが選んだ相手はハービーだったことを知ればバットマンは自分の思い込みに気づいてしまいます。
レイチェルもハービーももういない、そんな状況の中レイチェルの手紙は誰も報われない。
そう思ったアルフレッドはレイチェルの手紙を燃やしたのでした。
レイチェルの手紙や思いについては様々な意見や考察があります。
正しい答え、レイチェルが結婚すると決めた相手は手紙にも書いてあった通りハービーで間違いないと思います。
ですが僕の考えはレイチェルが本心から好きだったのはブルースだと思っています。
ブルースとのキスシーン、ハービーとのキスシーンがあります。
ですがハービーのキスシーンよりも僕は明らかにブルースとのキスシーンを見て
本心ではハービーと結婚するといった自分を止めてほしい、バットマンをやめて私を奪い去ってほしい。
そんな思いがレイチェルの心の奥底に眠っていたのではないでしょうか?
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