映画放送後多くの謎を残して終わった崖の上のポニョ。
意味不明、伝えたいことはなんだったの?
なぜ?どうして?
と言った声が相次いでいます。
実は崖の上のポニョですが数々の都市伝説や裏設定があるみたいなんです。
その中でも僕が気になったのは主人公そうすけの母親リサが実は死んでいたというもの。
そして崖の上のポニョは死後の世界を表現していたという都市伝説。
これらは本当なのか調査して考察していきたいと思います。
崖の上のポニョでリサは死んでいた?
まず前提としてリサが死んでいたのかどうかについて、映画本編では明らかにされていません。
映画放送後ファンの間でリサは実は死んでいて、途中から世界はあの世を描いていたと言われているんです。
作中でポニョがやたらと嫌がっていたトンネル。
このトンネルをくぐるとポニョは人間から魚になってしまいます。
リサの勤務先だったひまわりの家は津波で海底に沈み、不思議なクラゲドームのような空間となっています。
ここは先ほどの現世とあの世をつなぐ入り口であるトンネルの先。
つまり死後の世界だということです。
リサと一緒にいる足の悪かったはずのおばあちゃんたちもなぜかクラゲドームの中では歩けるようになっています。
さらに追い打ちをかけるようにおばあちゃんのこのセリフ
「あの世もいいわねー!」
そんなことを言いながらクラゲドーム内のお花畑を走り回るおばあちゃん、まるで天国にでもいるかのような描写です。
そして一人丘の上に残ったトキさんはみんな連れていかれてしまったといっています。
さらにラストの方のシーンでポニョのお母さんであるグランマンマーレがリサと深刻そうに話しているシーンで
「リサさんも辛いだろうに…」
とおばあちゃんたちが話しています。
このシーンはまさに物語のラスト、そうすけとポニョが行方不明となったリサを見つけ出そうとし、今まさに自分のもとへ向かってきているシーンです。
それなのになぜつらいのか?子供が自分のもとへやってくる。
なのにつらい。
このセリフに隠された意味として考えられるのはリサはすでに亡くなっており都市伝説通りトンネルの先であるクラゲドーム内は死後の世界だということ。
グランマンマーレとの深刻な話し合いは、
「まだ5歳の子供であるそうすけを残し先立つことがつらい、まだ成仏したくない!」
そんなことを話していた。
もしくは死後の世界である自分のもとに子供がやってくることを知りそれがつらい。
そしてこういっちゃ失礼ですがいつエンドロールを迎えてもおかしくないおばあ様方、彼女らは魂だけになり不自由だった体ではなく自由に歩けるようになり単純にルンルン気分。
そう考えるとつじつまが合いますよね。
ラストシーンでは津波に飲み込まれていたかに思えた父、耕一の姿もあり全員が助かりハッピーエンドとなっています。
ですがこれについては助かったのではなく全員成仏したのではという意見も・・・。
ただしそうなるとクラゲドームの中は天国ではなくこの世とあの世の中間地点、三途の川的な立ち位置の場所だということ。
リサもそうすけに会えて心残りもなく無事成仏!
僕はラストは普通に全員助かったんじゃないかと思います。
最後のグランマンマーレとのやり取り、
「ありがとう、リサ」
「あなたも、グランマンマーレ!」
はポニョが魚だったことを知っていても好きだと言ってくれたそうすけのおかげでポニョは泡にならず魔法を失い無事人間になれた。
そのことに対する感謝のありがとうだったのではないかと。
そしてポニョが無事人間になり魔法の力を失ったことで世界は元通りになった。
崖の上のポニョの都市伝説!死後の世界と言われる理由は?
崖の上のポニョでは死後の世界が舞台になっていると言われています。
ポニョが魚から人間の姿になる際に津波がおきてそうすけの町は全て水没してしまいます。
つまりこの時住民は亡くなっていたんじゃないかと考えられているんです。
また、荒波に飲まれ船の墓場へとたどり着いたそうすけの父親、耕一は「あの世の扉が開いた」と意味深な発言をしています。
音楽を製作した久石譲さんも「ポニョの音楽は死後の世界や輪廻など哲学的なものを取り入れた」とインタビューで発言しています。
このことからもポニョと死後の世界には繋がりがあるんじゃないかと言われています。
上でもふれたとおり崖の上のポニョではたびたび謎なシーン、おかしいシーンがあります。
それもこれもポニョの舞台は途中から都市伝説通りあの世へと切り替わっていたと考えるとつじつまが合うのです。
⇒崖の上のポニョの呼び捨て問題!なぜそうすけは母親をリサと呼ぶのか
⇒崖の上のポニョがつまらないし意味不明でわからない!伝えたいことは?
⇒崖の上のポニョでリサの車のナンバーが333の理由!車種についても
崖の上のポニョのリサは死んだの?死後の世界という都市伝説まとめ
いかがでしたでしょうか?
千と千尋の神隠しもそうだったんですけどジブリ映画ってこんな感じのちょっと怖い話がたくさんありますよね。
作りとしてはシンプルに見て子供が楽しめるようなものになっているんですが、大人になってじっくり見ると、子供の頃は気づかなかったことに気づくというか…。
今回の噂でいうと津波後の世界は死後の世界になっていてリサは死んでいたというもの。
ただどれもあくまで噂というだけあって確証が持てるほどの根拠はありません。
ですが今回のうわさが本当だとすると確かに納得できる部分はあります。
って思うことはありますね。
映画の楽しみ方、見方は人それぞれですし。
あまり深く考えずに素直に楽しむというのもありですし、見終わった後裏話やら伏線やらを見て、もう一度見直すっていうのも楽しいですよね。