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【三度目の殺人】題名の意味とは?何が三度目なのか?ネタバレ解説

【三度目の殺人】題名の意味とは?何が三度目なのか?ネタバレ解説

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福山雅治さんと役所広司さん主演の映画「三度目の殺人」

意味がわからない、モヤモヤするといった声が数多く上がっています。

多くの謎がある映画ですが、中でもタイトルの三度目の殺人の意味が気になります。

ということで今回の記事では題名の「三度目の殺人」について、

  • 題名の意味、何が三度目なのか
  • 一度目や二度目の殺人について

僕の考えを交えて考察していきたいと思います。

三度目の殺人の題名の意味、何が三度目なのか?

映画の題名となっている三度目の殺人、どんな意味があるんでしょう?

一度目の殺人は30年前、北海道で三隅が借金取り2人の命を奪った事件です。

二度目の殺人が今回の山中社長殺害事件。

では題名にある三度目とは、何が三度目なんでしょう?

僕の解釈としては三度目は三隅が自分自身への死刑宣告を受け入れることで自分自身を殺したこと。

これが三度目の殺人だと思います。

最終的に判決として三隅には死刑が下されました。

裁判はあくまでも三隈の犯行を前提としてその目的が金銭目的の強盗殺人かどうか争っていました。

ですが判決が迫ると急に三隅は自分の犯行を否定します。

今さらそんなことを言っても覆るわけはなく…。

三隅の死刑が確定しました。

二度の殺人を犯した自分への裁き、死刑を受け入れることで自分自身を殺した。

これこそが三度目の殺人だったのです。

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一度目の殺人とは?

三隅の起こした一度目の殺人は北海道の留萌で起こした留萌強盗殺人事件です。

借金取り2人が住む住宅に火を放ち、金品を奪って殺害しました。

当時の取り調べを担当した刑事は個人的な怨恨は感じられず三隅は空っぽの器のようだったと話しています。
三度目の殺人の結末!空っぽの器の意味や三隅の能力が真実につながる

二度目の殺人について

二度目の殺人は自身の務めていた食品加工会社の社長である山中光男の殺害事件

流れとしては三隅が食品偽装のことをバラすと社長を脅し、河川敷に呼び出し殺害しました。

三隅が務めていた食品加工会社では出どころのわからない小麦粉をタダ同然の値段で仕入れてすり替えることで利益を得ていました。

社長の妻とのメールのやり取りやお金の振込もこの食品偽装に関してのものです。

50万円という金額はそのすり替え行為による給料とは別の報酬です。

会社をクビになった恨みだと考えられていましたが三隅からは怨恨は感じられません。

今回も空っぽの器のようだと言われた三隅、二度目の殺人の目的はクビにされた恨みでも金銭目的の殺人でもなかったのです。

では三隅の目的は何だったのか?

それは実の娘のように思っていた咲江を守ることです。

咲江は三隅の勤める会社の社長である父親から性的虐待を受けていました。

咲江はそんな父親に対し、殺してやりたいという思いを抱いており、三隅はそんな咲江の思いを汲み取り行動に起こしました。

今回の事件で三隅が取った行動最初から最後まで全て咲江のためのものでした。

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三度目の殺人

題名にある三度目の殺人。

これは先ほど述べた三隅自身が死刑を受け入れたことにより自分自身を殺したことを表しています。

この、自分自身への死刑を受け入れること、自分自身を殺すことこそが三度目の殺人だったのです。

自らの過去の二度の殺人に対して、裁判長により合法的に殺された。

これこそが三度目の殺人です。

映画内で三隅は裁判長である重盛の父に手紙を送っています。

重盛がその理由を尋ねると裁判長に憧れていたからだという三隅。

なぜなら裁判長は人の命を自由にできるからです。

自分の決定で合法的に人を殺し、裁きを行える、三隅は裁判長をそう捉えていました。

二度目の殺人の後の河川敷に十字架、飼っていたカナリアのお墓にも十字架、そしてラストシーンにも再び登場した十字架。

全て裁きが下されたことを意味しているのだと思います。

三隅の飼っていたカナリアに関してですがこれは登場人物の写し身となっており、5羽のうち2羽は一度目の殺人の2人、1羽は二度目の殺人の山中社長、もう1羽は死刑判決を受けた自分。

そして残りの逃げた1羽は咲江のことを意味しています。

また、最後の三度目の殺人については重盛も加害者です。

三隅を助けることを最優先とするのであれば、咲江に虐待を受けていたことを裁判で話させるべきでした。

三隅の犯行が金品目的でないことを証明すれば死刑ではなく無期懲役へと減刑できたかもしれないからです。

しかし咲江が証言をすれば自身が受けていた性的虐待について裁判で根ほり葉ほり聞かれることになります。

そうなれば彼女自身が傷つく事になる。

だから三隅は減刑ではなく死刑を受け入れる事で咲江を守ろうとしました。

そして重盛もそんな三隅の思いを汲み取り、そもそも三隅が犯人ではないという路線で行く事に決めました。

このタイミングは今さら犯人ではないなんて主張したところで死刑判決が覆らないことは重盛も十分理解しています。

重盛が三隅の思いを無視して咲江に虐待の証言をさせていたら死刑は免れたかもしれません。

そういった意味では重盛も三隅の死刑判決に加担した加害者の1人だと言えます。

重盛にもちょうど咲江ぐらいの歳の娘がおり、娘を守りたいという三隅の思いを汲み取りました。

映画内で万引きのシーンなど娘のピンチを父親の重盛が助けるというシーンが描かれていました。

三度目の殺人ネタバレ解説!題名の意味や何が三度目なのかまとめ

いかがでしたでしょうか?

映画三度目の殺人、題名の意味は容疑者の三隅が関わった三度の殺人のことを意味しています。

  • 一度目殺人は30年前の北海道の留萌の強盗殺人事件
  • 二度目の殺人は今回法廷で取り扱われた食品加工会社の山中社長の事件
  • そして三度目の殺人は三隅自身が死刑判決を受け入れ、裁判により合法的に殺された事

を意味しています。

何が真実なのか?

本当の犯人は誰なのか?

実は監督の意向で役者さんたちも事件の真相については知らずに演技をしていたんだそう…。

本当に自分がやったのか…?

一体何が正しいんだ…?

演じている側もそんな思いを抱きながらの演技だったそうです。

もちろん役所広司さんや福山雅治さんの演技が上手いのもありますが妙にリアリティがあったのはそんな裏事情があったからなんですね。

最後までしっかり見てもモヤモヤが残る、一体何が正解なのか…、意味がわからないといった声の多かった映画三度目の殺人。

ですがこれは伝えたいことがうまく伝わらなかった、失敗だった訳ではなくこの見終わっても真実がわからないのが正解だったんです。

映画を見た上で自分なりの解釈をする、さまざまなパターンを考える。

もし犯人がこうだったら、あぁだったら、そうやって謎な部分を自分なりに考えていくのがこの映画の楽しみなのかと思います。

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