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【インビクタス】ネルソンマンデラの獄中生活を支えた詩の意味とは?

【インビクタス】ネルソンマンデラの獄中生活を支えた詩の意味とは?

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反アパルトヘイト運動により反逆者として逮捕されたネルソンマンデラ。

その後彼は27年もの間獄中での生活を続けることになります。

まさにどん底、希望も何もあったもんじゃないです。

でも彼は決して挫けることはなかった。

それは劇中で幾度も触れられていましたがある詩が彼を支えていたと言います。

ネルソンマンデラの獄中生活を支えた詩、一体どんな詩なんでしょうか?

そしてその詩にに込められた意味とはなんなのか?

見ていきたいと思います。

【インビクタス】ネルソンマンデラの獄中生活を支えた詩

実はこの映画のタイトル インビクタス、これこそがマンデラを支えた詩のタイトルです。

ラテン語で負けない、不屈を意味するインビクタス。

映画インビクタス-負けざる者たち-においてこの詩の存在はかなり大きなものとなっています。

そんなマンデラを支えた詩がこちら

私を覆う漆黒の夜

鉄格子にひそむ奈落の闇

私はあらゆる神に感謝する

我が魂が征服されぬことを

無惨な状況においてさえ

私はひるみも叫びもしなかった

運命に打ちのめされ

血を流しても

決して屈服はしない

激しい怒りと涙の彼方に

恐ろしい死が浮かび上がる

だが、長きにわたる脅しを受けてなお

私は何ひとつ恐れはしない

門がいかに狭かろうと

いかなる罰に苦しめられようと

私が我が運命の支配者

私が我が魂の指揮官なのだ

引用:インビクタス-負けざる者たち-詩、ウィリアム・アーネスト・ヘンリー作

作者はイギリスの詩人、こちらがネルソンマンデラを支えた詩の全文です。

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【インビクタス】マンデラを支えた詩にこめられた意味とは?

どんなに理不尽でも、決して挫けることはない、自分の運命は自分で切り開く。

映画でのマンデラの行動は全てこの詩につながっているんだなと感じます。

打ちひしがれどん底にいたマンデラをすくい上げた詩希望を与えた詩

マンデラは獄中で白人のことをしるため、彼らの書いた本や詩を読んだと言います、

そのうちの一つがこの詩。

暗く、狭い牢獄に閉じ込められていた自分をこの詩の人物に重ね合わせたんじゃないでしょうか。

鉄格子に潜む奈落の闇、スプリングボクスのキャプテン、フランソワピエールはマンデラのいた牢獄を訪ねた。

その時は昼間だったので明るかったが、きっと夜になれば電気もない、真っ暗な闇と足を伸ばせるかどうか怪しいくらいの狭さ。

簡易的な毛布一枚、暖をとるのもやっとでしょう。

普通の人間なら耐えられない、おかしくなってしまいそうな状況ですがマンデラは耐えました。

耐えて耐えて耐え抜いて、大統領という立場に上り詰めました。

決して屈しない、どんなに苦しくても自分の運命を切り開くのは他でもない自分自身だということ。

魂が征服されないことを感謝する、ということ

魂さえ挫けなければ大丈夫。

自分の道を切り開くのは他の誰でもない自分自身なのだ。

本当に強い人ですよね。

過去は過去、どんなことを、されていたとしてもゆるす。

未来に向かって歩く。

27年もの間牢獄に閉じ込められ、自分や自分の家族に酷いことをしてきた人たちをどうして許すことができるのか?

フランソワはマンデラに初めてあった時は衝撃を受けていました。

あんな人出会ったことがないと。

どんなに憎んでも、恨んでも過去は変えることができない。

なら、変えられる未来に全力を尽くそうじゃないか。

そんなネルソンマンデラの行動はまさにトップに立つ人間にふさわしい。

こんな人がトップなら、下は絶対についてくる。

そう思います。

【インビクタス】ネルソンマンデラの獄中生活を支えた詩の意味まとめ

いかがでしたでしょうか?

作中に度々登場したネルソンマンデラの獄中生活を支えた詩。

それこそがこの映画のタイトル、インビクタスです。

どんな状況であっても決して挫けることはない、常に自分自身の運命を決めるのは他ならぬ自分であるのだ。

マンデラの生き方、行動その全てに影響を与えたと言っても過言ではない詩です。

どんなに今が辛く、苦しい状況でも、自分の意思だけは捨てないで、強く生きていきたい。

この映画を見て、もっと自分も頑張らなきゃなと、なんだか学ぶことが多い映画でした。

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